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2010年8月7日土曜日

電動ロクロ体験

体験教室にはいくつか選択肢があるのですが、陶芸は主に手びねりと電動ロクロの体験が人気です。手びねりは一人500gの粘土を使って制作します。大人1200円で子供は割引がきいて900円となります。500gで作れる大きさは大体ごはん茶碗やマグカップ1つ程度と思ってもらえると分かりやすいでしょう。人によりますが1時間~1時間半程度楽しめます。
更にオプションで手ロクロの貸し出しをして 居ます。ロクロを使うと初心者でも簡単に丸いカップが作れるので、こちらもかなり利用されています。
電動ロクロは制作物の合計の金額と、指導料、オプション加工費の合計で料金が決定されます。大体5千円から6千円程度のご予算で3個程度制作して楽しめます。
当工房では初心者でも簡単に作れるように、専用の道具を手作りして利用しています。
ほとんどの方は初めてロクロに触るという初心者ですが、私が手を添えながらリードして行きますので、かなり綺麗に仕上がります。楽しくて予定よりも多く作ったという方も沢山いますよ。

2010年8月1日日曜日

夏真っ盛り

今年の夏は蒸し暑くて辛いですね。東京は酷暑だそうです。青森に引っ越してきてよかった。

そんな中でも金山はやや山になっているうえ、木々に囲まれているので涼しいですよ。
街中から車でこちらにやって来ると津軽道を越えたあたりから外気温の変化に気がつきます。金山にずっと居るとやはり熱いのですが、出張教室などで外から帰ってくると涼しいと感じます。

ここのところ、先日窯出しされた作品を取りに毎日のようにお客様がいらっしゃいます。
教室の片付けをしていたら、初めて金山焼で陶芸体験をされた方が作品を取りにいらっしゃったので焼き上がりについて少々解説をしました。

薪窯で焼き締める金山焼は文字通り「焼くこと」でかなり小さくなります。そのせいで釉薬を掛けずとも、水が漏れずしかも多孔質(細かな孔が沢山ある状態)を保っているのです。
多孔質の器はビールのあわ立ちが良かったりとか、液体の口当たりがまろやかになったりなどの感覚的な部分に大きく影響しているようです。

薪を燃料にする薪窯は炎が何処を通るかで作品の表情が大きく様変わりします。高温になった器の表面に薪が燃えた灰が飛んでくると、高熱で熔けて光沢が出ます。また炎の届き難い後ろの方ではつや消しの表情となります。作品の保護に使うワラは燃えて器と一体化し、面白い表情をかもし出します。
一方で、炎が通り難い場所や物陰では表情があまりつきません。何処を炎が通るか計算しつつ窯詰めをしますが、こればっかりは計算どおりとはいかず、窯出ししてから結果を見るしかありません。

しかし、焼締め陶器は使い込んで行くほど色に深みが増してよくなって行きます。
単純に見えた表情の作品も使い込むことで手放せない深い味わいが出てきますよ。^^

参加ユーザー